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What's Tea   


お茶と呼ばれるものは紅茶,緑茶,烏龍茶などが有ります。

これらのお茶は同じカメリアシネンネスというツバキ科の常緑樹です。

なぜ同じ茶葉から、紅茶や緑茶など異なった水色や香りの違うものが

出来るのか言うと製造方法が異なるからなのです。

お茶は、三つのグループに分けられる事ができます。



紅茶(発酵茶)

リーフティーを作るためには、「オーソドックス製法」が主に用いられます。

生葉を長時間萎凋して柔捻と発酵によってタンニンの成分を酸化させます。

その後加熱乾燥し、酸素を完全に酸化させて、急速に乾燥させるために葉が褐色になります。

ティーバックなどを作るためには「CTC製法」が主に用いられます。

CTCとは、Crush(押しつぶす),Tear(切断して),Curl(丸める)の略。

粉にする事によって茶汁を空気に触れさせ、酸化酵素を活発化させ、
短時間で香りが高く水色の良い紅茶になります。


烏龍茶(半発酵茶)

生葉を日干し、その後陰干しして葉をしおれさせます。

短時間発酵させてから揉みほぐし、熱を加えて酸化酸素の働きを止めてから乾燥させます。

水色は、紅茶より濃いものが多いです。

*関係ないですが、サントリーの烏龍茶のCM好きです。*


緑茶(不発酵茶)

生葉に熱を加えて発酵を止めて、揉んで乾燥させます。

蒸し茶(抹茶、玉露、煎茶、ほうじ茶など)は、生葉を蒸気で蒸してから揉みます。

釜煎り茶(青柳茶、嬉野茶など,)は、熱した釜の中に生葉を入れて煎りながら作ります。

オーソドックス製法

 1.摘採
 いわゆる「茶摘み」です。1枚の新芽と2枚の若葉を摘み取ります。
 茶葉は、15〜20kgの生葉から約5kgしかできません。

 2.萎凋
 生の茶葉は、ぱりぱりしているので、揉む事が出来ないため、しおらせます。
 萎凋棚に、茶葉を広げて温風や熱風を当てます。自然に乾かす場合もあります。

 3.揉捻
 水分が蒸発した茶葉を、揉捻機にかけて、発酵させます。

 4.発酵
 揉捻させた茶葉を、25〜26℃、湿度90〜100%の発酵室で 2〜3時間かけて発酵さてます。

 5.乾燥
 乾燥室に移し発酵をとめます。

 6.等級区分
 茶葉をふるいにかけて、形やサイズ別のグレードに区分けします。


アンオーソドックス製法

CTC製法

 CTCという揉捻機にかけ、短時間で発酵させます。

 CTCとは、Crush(押しつぶす),Tear(切断して),Curl(丸める)の略。

 粒の塊のようにする事によって 茶汁を空気に触れさせ酸化酵素を
 活発化させる事により、短時間で香りが高く水色の良い紅茶になります。

 ケニアやアッサムなどに多く使用されています。